
2026年モデルのSRIXON ZXi5とZXi7は、どちらを選べばよいのでしょうか。
従来は「ZXi5はやさしいバランス型、ZXi7は上級者向け」という分け方が分かりやすいシリーズでした。
しかし、2026年モデルのZXi7は低重心化によって寛容性が高められ、これまでより幅広いゴルファーが検討しやすくなったと感じます。
ミスへの強さと安心感ならZXi5、打感と操作性ならZXi7が基本の選び方です。
同じ7番アイアン、同じN.S.PRO MODUS3 TOUR 105 Sで計測した試打データと、実際に打ったときの印象から違いを整理します。
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結論|安心感ならZXi5、打感と操作性ならZXi7
この記事の結論
- 構えたときの安心感とミスへの強さを重視するならZXi5
- 芯で捉えたときの打感と球筋の操作性を重視するならZXi7
- 2026年のZXi7は、従来の「上級者専用」という印象だけで候補から外さなくてよい
- スコアだけでなく、打点・入射角・必要な飛距離・ヘッド形状の好みで選ぶ
- ミスヒット時の距離ロスを抑えたい:ZXi5
- インパクトの感触と距離感を重視したい:ZXi7
- 決めきれない:同じシャフトとボールでミスした一球を比較する
ZXi5とZXi7の違いを比較表で確認
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どちらか一方が明確に優れているわけではありません。
ZXi5は打点がずれたときの距離ロスや曲がりを抑えたい人、ZXi7はインパクトの感触や弾道の打ち分けを重視する人に向いています。
試打条件と実測データ
今回のZXi5とZXi7は、同じ番手・同じシャフトで試打しました。
- 試打者:20代男性、アベレージスコア78〜82、右打ち
- 番手:7番アイアン
- シャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 S
- 使用球:レンジボール
- 計測:Foresight Sports、各モデル3球平均
| 計測項目 | ZXi5 | ZXi7 | 差・傾向 |
|---|---|---|---|
| ヘッドスピード | 37.1m/s | 38.5m/s | ZXi7が1.4m/s速い |
| ボール初速 | 49.2m/s | 49.9m/s | ZXi7が0.7m/s速い |
| ミート率 | 1.32 | 1.30 | ZXi5が0.02高い |
| 打ち出し角 | 17.9° | 16.0° | ZXi5が1.9°高い |
| バックスピン | 4,985rpm | 5,755rpm | ZXi7が770rpm多い |
| 最高到達点 | 26yd | 24yd | ZXi5が2yd高い |
| 落下角 | 42° | 42° | 同じ |
| キャリー | 159yd | 155yd | ZXi5が4yd長い |
| トータル | 169yd | 168yd | ほぼ同じ |
| 平均左右差 | 右3yd | 右1yd | 今回の3球では両方とも小さい |
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各3球の平均で、ヘッドスピードも完全にはそろっていません。
数値はヘッド単体の性能差ではなく、今回の試打で現れた傾向としてご覧ください。
レンジボールのため、コースボールよりスピン量が少なく計測されている可能性もあります。

ZXi5は高く打ち出し、キャリーが4yd長かった
ZXi5は打ち出し角17.9°、最高到達点26ydで、ZXi7より高い弾道になりました。
キャリーは159ydで、ZXi7より4yd長い結果です。
一方、トータル距離はZXi5が169yd、ZXi7が168ydで、差は1ydしかありません。
今回の試打だけを見ても、飛距離だけで二つを分ける必要性は低いでしょう。
ZXi7はスピン量が多く、左右差が小さかった
ZXi7のバックスピンは5,755rpmで、ZXi5より770rpm多くなりました。
打ち出し角と最高到達点はZXi5より低いものの、落下角は両方とも42°です。
今回の3球平均では左右差も右1ydに収まりました。
少ない球数のため方向安定性を断定できませんが、飛距離を最大化するより、狙った距離と方向へ運ぶZXi7の性格が表れた結果です。
1.ZXi5

安心感とミスへの強さを求める人へ
ZXi5には、数千回の打点シミュレーションをもとにフェース肉厚を設計した「MAINFRAME iQ」が採用されています。
メーカーは、従来モデルから約4gの余剰重量を生み出して低重心化し、飛距離・寛容性・直進性・高弾道を高い水準で両立する設計と説明しています。
構えたときはZXi7よりヘッドが少し大きく見え、安心感があります。
芯を外したときもヘッドがぶれにくく、飛距離の減少や曲がりを抑えやすい点が印象的でした。
打感は柔らかく感じましたが、ZXi7と比べると弾き感があります。
飛距離性能を感じやすい一方、この弾き感を心地よいと感じるかは好みが分かれるところです。

- ミスヒット時の距離ロスや曲がりを抑えたい人
- 適度なヘッドサイズの安心感がほしい人
- 飛距離・寛容性・操作性をバランスよく求める人
- ZXi7では構えたときに少しプレッシャーを感じる人
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2.ZXi7

濃厚な打感と操作性を求める人へ
ZXi7は、打点後方の肉厚を調整する「PUREFRAME iQ」と、新しい鍛造工程を採用しています。
ターゲットとなるゴルファーの打点位置に合わせてバックフェースを設計し、そこで生まれた余剰重量を使って低重心化しています。
芯で捉えたときには、弾くというより中身が詰まったような濃厚な感触がありました。
打感と操作性を大切にしながら、従来のZXi7より寛容性を高める方向の進化です。
ZXi5より小ぶりでシャープに見えます。
球筋をイメージしやすい反面、大きなヘッドに安心感を求める人には難しく感じられる可能性があります。

- 芯で捉えたときの打感を重視する人
- フェードやドロー、高さを打ち分けたい人
- 小ぶりでシャープなヘッドを好む人
- 入射角が強めで、打点が比較的安定している人
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ZXi7は難しい?スコア100前後でも候補になる
ZXi7が合うかどうかは、平均スコアだけでは決まりません。
運営者の試打評価では、2026年モデルのZXi7は、普段のスコアが70台から100前後までの中級者・上級者が検討できるモデルです。
これはメーカーが示す適合基準ではなく、実際に試打した運営者による目安です。
スコア100前後でも、次の条件に当てはまる人はZXi7を試す価値があります。
- アイアンの打点が比較的安定している
- 小ぶりなヘッドを構えやすいと感じる
- 飛距離より打感や距離感を重視したい
- ダウンブローが強めで、ソールの抜けや操作性を求めている
反対に、打点が大きくばらつく人、ヘッドの大きさによる安心感を重視する人、アイアンで楽に飛距離を出したい人は、ZXi5から試すほうが選びやすいでしょう。
迷ったときの選び方|4項目を同じ条件で確認する
ZXi5の大きさが安心につながるか、ZXi7のシャープさが集中しやすいかを確認します。
芯で捉えた一球だけで決めず、打点がずれたショットのキャリーと左右差を比べます。
番手ごとの距離差に加えて、十分な高さと落下角を確保できるかも確認します。
同じシャフト、同じボールで交互に打ち、どちらが気持ちよく振り切れるかを確認します。
最も良かった一球ではなく、ミスした一球のキャリーと左右差まで比べることが失敗を防ぐポイントです。
価格と標準シャフトの違い
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| モデル | 標準セット | 主な標準シャフト | 公式価格(税込) |
|---|---|---|---|
| ZXi7 | 6本(#5〜PW) | Dynamic Gold/MODUS3 TOUR 115/MODUS3 TOUR 105 | 171,600円 |
| ZXi5 | 6本(#5〜PW) | VENTUS TR ZXi-II for IRON | 178,200円 |
| ZXi5 | 6本(#5〜PW) | MODUS3 TOUR 105/950GH neo | 171,600円 |
※価格・仕様は2026年8月16日に確認済みです。価格や在庫は購入先と確認時期によって異なるため、購入前に販売先でご確認ください。
スチールシャフト仕様のセット価格だけを見ると、ZXi5とZXi7に大きな差はありません。
価格よりもヘッドの適性とシャフトの振りやすさを優先したほうがよいでしょう。
よくある質問
ZXi5とZXi7はどちらがやさしいですか?
一般的には、ヘッドの安心感とミスへの強さを得やすいZXi5のほうがやさしいと考えられます。
ただし、2026年モデルのZXi7も低重心化によって寛容性が高められており、打点が安定している人なら十分候補になります。
ZXi5とZXi7はどちらが飛びますか?
今回の試打では、ZXi5がキャリーで4yd長く、トータルでは1yd差でした。
ただし、ZXi7のほうがヘッドスピードが速かったため、この結果をそのままヘッド性能の差とは断定できません。
スコア100前後でもZXi7を使えますか?
打点が比較的安定し、小ぶりなヘッドと操作性を好む人なら候補になります。
スコアだけで決めず、ミスしたときのキャリーと左右差をZXi5と比較してください。
打感がよいのはどちらですか?
今回の試打ではZXi7が最も好印象でした。
ZXi7は中身が詰まったような濃厚な感触、ZXi5は柔らかさに加えて弾き感があり、どちらを好むかは個人差があります。
ZXi5とZXi7でコンボセットを作れますか?
ロングアイアンをZXi5、ショートアイアンをZXi7にする考え方はあります。
ただし、切り替える番手で飛距離の間隔が不自然にならないよう、ロフト・長さ・シャフトをそろえて試打する必要があります。
まとめ|ZXi7を上級者用と決めつけず、ZXi5と打ち比べよう
ZXi5は、飛距離・寛容性・操作性をバランスよく備えた選びやすいモデルです。
一方、2026年モデルのZXi7は、打感と操作性を守りながら寛容性も高められ、従来より幅広いゴルファーが検討しやすくなっています。
- 安心感とミスへの強さを重視するならZXi5
- 濃厚な打感と操作性を重視するならZXi7
- 飛距離差だけでなく、ミスしたときの結果を比べる
- スコアだけでZXi7を候補から外さない
どちらか決めきれない場合は、芯で捉えた一球よりも、打点がずれたときの距離と方向、そして構えたときの安心感を比べてください。
ZXiRを含む3モデル全体の違いと試打データは、2026年SRIXON ZXiアイアン3モデルの試打比較で詳しく紹介しています。

